特養での新人の仕事

派遣会社から紹介していただいた特別養護老人ホームでの初日は、施設の中を案内してもらったり一日の仕事の流れを教えてもらったり実際に現場の様子を見ていました。

 

この施設は従来型の古い施設で職員が記録(モニタリング)する部屋の事を寮母室と呼んでいましたし、ご利用者様のお部屋も殆どのお部屋が6人部屋でベットだけでいっぱいと言った印象を持ちました。

 

食堂も車いす一台が通れるスペースを取り、入るだけのテーブルを設置してありましたし食堂に入り切れないご利用者様は廊下で食事をされていました。

 

トイレに近い所に座っていた方もいましたし、奥のご利用者様から食事の直前や食事中にトイレの訴えがあるとパズルのように手前の方から動かしてトイレ誘導していたので大変そうでした。

 

午前中は聞いて、見ているだけでしたが午後はトレーナーについて介助をさせてもらえると聞き「いよいよだな!」と思いました。

 

特養で派遣社員として働くことに!

 

介護の仕事始動!

私のトレーナーをしてくれたのは50代半ばの主婦の方でした。
第一印象は「新人の指導が面倒だな」と思っている様な表情で、私に知らない事やできない事がある度に、深いため息をついていました。

 

私は早く仕事を覚えないと悪いと思い、とにかく教えてもらった事を全てメモしました。
覚える事は沢山あり、

  • 30人以上のご利用者様の食事席
  • 水分のトロミの調整
  • エプロンを付ける付けない
  • 介助の状態
  • 義歯の有無(早めに装着すると紛失の可能性がある方は食事の直前)
  • 口腔ケアのやり方(歯ブラシ、歯ブラシ+ガーゼ、ガーゼ)義歯やご自分の残った歯の状態

など細かく指導されました。

 

排泄に関しては少し変わったルールがありベット上でのおむつ交換は非常勤ではなく常勤がおこなうので非常勤さんはトイレ誘導をおこなって下さいと言われました。

 

ですから私は8ケ月間の勤務でおむつ交換をした事が一度だけ。
一応、新人の教育と言う事でサラリと教えてもらったその一度きりでした。

 

教えてもらったことを行動へ

次の出勤からはこの前のメモを見ながら(自宅で読めるように清書しました)順を追って仕事を進めましたが、分からない時だけはトレーナーに聞いてメモに付け加える繰り返しでした。

 

最初はご利用者様のお顔と名前を覚える事に集中しました。
その後は徐々に個々の情報を増やして自分でノートを作り整理していきました。

 

一ヶ月ほどで仕事にも周りの職員にも慣れてきて肩の力が抜けてくるのを感じました。
職員はほとんどが女性で、驚いたのが皆さん50代半ば過ぎ!!!

 

周りにいらっしゃるのがお年寄りばかりだから若く見えていたのか?
皆さん、子育てが終わった主婦ばかりでした。

 

私は40歳も目前だと言うのに若い若いと言われ嬉しいやら何か複雑な気持ちでした。
でも何日か仕事を一緒にしているうちに「肩が痛いからコレやっといて」とか「腰が痛いからこの人をお願い」などやっぱり若く見えても年なんだと思いました。